Permanent Dentition

永久歯列期の主な歯科矯正方法をご紹介いたします。

ワイヤー治療について

ワイヤー治療は、従来からある最も一般的な矯正歯科治療の方法です。歯にブラケットという装置を取りつけ、ブラケットをつなげるようにワイヤーを固定し、少しずつ歯を動かして歯並びを綺麗に整えていきます。

ワイヤー治療というとギラギラした装置で見た目が気になるというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、銀色の金属製ブラケットではなく、白色のブラケット(プラスチック製、セラミック製があります)を使用することにより、より目立たずに矯正治療を行うことができます。

見た目は白色のブラケットが優れているのはもちろんなのですが、素材の性質上、強さを得るためにはある程度の大きさが必要なため、これらのブラケットは大きめです。それに対して、金属はそれ自体に強度があるため、ブラケット自体が小さく、装着している際の違和感が比較的少なく、ブラケットとブラケットの間隔が広くなるので歯磨きもしやすいというメリットがあります。また、割れたりすることもないので、見た目が気にならないのであれば、金属製がおすすめかもしれません。

ワイヤー治療の流れ

1初診・相談

まずは矯正に関するお悩みや不安、疑問点などを丁寧に伺います。その後、患者さんのお口の中を診察してから、治療開始時期、装置の種類、治療期間などについて詳しく説明いたします。幼稚園児や小学生の方は、本格的に矯正治療を始める時期についても相談できるので、是非早めにお問い合わせ下さい。

2詳しい検査

口腔内と顔の写真撮影、歯と頭部全体のレントゲン撮影、歯並びの状態などの精密検査を行います。また、歯並びの状況によっては、模型を利用した咬み合わせチェック、顎関節のレントゲン写真撮影、顎機能検査を行う場合があります。

3診断・治療計画の説明

検査結果をもとに治療方法・治療期間等を含めた治療計画、最終的な矯正料金について説明いたします。しっかりと疑問や不安が解消してから、矯正治療を始めるのでご安心ください。

4前準備・クリーニング

矯正治療を始める前に虫歯や歯周病の状況を改善しなければいけません。まずはお口の治療やクリーニングを行い、合わせて矯正治療後のブラッシング指導も行います。

5矯正装置をつける

実際に矯正装置を装着していきます。ワイヤーを用いた矯正装置の場合、初回の診療時間は90分~120分ほどです。

6定期的な通院

治療計画に基づき、3~6週間に1回の頻度で通院していただきます。主に装置の調整やワイヤーの交換などを行っていきます。もし装置が壊れたなどの不具合が生じた場合は、早急にお知らせください。

7治療終了~保定(メインテナンス)

歯並びと咬み合わせが整った後は保定装置を付けていきます。装置を外した直後は後戻りのしやすい状況にあるため、メインテナンス期間が必要です。歯や歯槽骨、歯周組織が安定するまで頑張りましょう。

目立たない矯正装置

以前は、目立たない装置といえば、歯の裏側にブラケットをつける舌側ブラケット治療しかありませんでしたが、今では、マウスピース型カスタムメイド矯正装置でも同等の目立たなさを実現出来ますので、見た目が気になる患者様の選択肢は、増えたと思います。

ワイヤー治療は、マウスピース型カスタムメイド矯正装置と比べると比較的安価であること、装置が取り外せないため効果が確実であることが大きなメリットです。また、一部分だけ矯正したい、という方の場合は、マウスピースではなくワイヤーでの治療の方が効果的な場合もあります。

マウスピース型矯正装置

矯正歯科治療について
ご相談はこちらまで